日々西陣 Vol.2 〜新しい西陣との出会いを期待して「24JIN NEXT 2023」に行ってみた〜

2023.03.03


2023年2月23日から26日の4日間、京都信用金庫 西陣支店2階にある「クリエイティブコモンズNISHIJIN」をメイン会場に「24JIN NEXT 2023〜西(陣・人・ZINE)になる4日間〜」が行われていました。

去年に引き続き、2回目の開催となるこのイベント、西陣で何かおもしろいことをしたい、もしくはすでにしている方々の取り組みが一気に見られる、とても興味深いものでした。

外で行われていたマルシェは、朝から大盛況!

揚げたてアツアツの湯葉巻き!

さっそく会場へ。まずは信用金庫の駐車場で行われていたマルシェを覗いてみました。このマルシェは23日限定の開催。夕方頃に会場に到着したのですが、この日は晴天のマルシェ日和で朝から大盛況だったそうで、ほとんど売り切れでした……残念!

湯葉巻きだけいただきました。揚げたてのさくさくでとてもおいしかったです。

展示で知れる、西陣の伝統と新たなチャレンジ

伝統工芸を現代風にアレンジした商品もたくさん

展示会では、西陣で活動をされているさまざまな事業者やお店の商品が展示されていました。twitterなどSNSで見かけたり、イベントでおすすめされたりして以前から気になっていたところもちらほら。意識していなかっただけで、すぐ近所にこんなに素敵な取り組みがたくさんあったんだなと気付かされます。

個人的に心惹かれたのは、創業明治40年 西陣織ネクタイ「タイヨウネクタイ」さんが展示していた、猫ちゃん用の首輪です。シルク100%で作られていて、猫ちゃんの肌にもやさしい素材だそう。実家にかわいい仔猫たちがいるので、買ってあげたいなと思いました。

西陣織の猫ちゃんの首輪には、お揃いのネクタイやイヤリングも…

京都の伝統工芸品「清水焼」の納豆皿!

当コラムのこともプロジェクトとして紹介いただいておりました!うれしいですね。これからをご期待ください。今後は日々西陣としての発信だけでなく、連動したイベント開催などもしたいなと考えています。

もっといろいろな方に「日々西陣」を知ってほしい……!

「西陣とーく」では、西陣で活躍する方の生の声が聞ける

リアルとオンラインのハイブリッド開催にて

イベントの会期中は、毎日「西陣とーく」というトークセッションも行われていました。西陣を中心におもしろい活動をされている方々が毎回3名ほど登壇し、西陣の可能性や魅力についてアツいトークを繰り広げます。

23日のトークでは、西陣を中心にマルシェを開催されている主催者の方々が、マルシェ開催の視点からこれからの西陣の可能性について語り合われていました。

先月のコラムでご紹介した、船岡山公園のオープンパークの主催の方も…

主催者ならではの貴重なお話が聞けました

マルシェを開催するにあたって、どう協力者を増やしていくか、どのようにつながりを作り、継続していくかという、活動のコツやポイントを伺うことができました。

私たち夫婦も、長らく東京で音楽サークルを主催していたので、長くイベントを続けるコツや集客の話などは非常に興味深かったです。何事も、継続が難しいんですよね……

今回のトークの中では、「日常的な関わりを大切にすることが、活動の協力者を増やす秘訣」という言葉が特に響きました。一番の目的が利益ではなく、西陣エリアが大好きで、人と人のつながりやコミュニティを作りたいという主催者の方々の強い想いや情熱を感じました。

筆者の俵谷も、この「日々西陣」の取り組みを紹介しました

さまざまな活動が出会い、新たな西陣のうねりとなる

会場の外には、のぼり旗もあり、道行く人々が足を止めていました

「24JIN NEXT 2023」は、トークセッションやマルシェ、展示などを楽しみながら西陣の魅力を再確認できる素敵なイベントでした。

まだ西陣をよく知らない方、西陣に興味があるけど、まず何をすれば良いのかわからない方など、西陣に関わっていればどのような方でも楽しめる内容でした。

このイベントが、西陣でおもしろいことを行っている方を知るきっかけになり、そこからまた新しい取り組みがはじまるかもしれないと思うと、わくわくしますね。

あらためて、我々も西陣の魅力と可能性に触れることができて、大満足でした。

では今回の日々西陣はこのあたりで。また来月もお楽しみに!

(執筆・俵谷夫妻)


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