日々西陣 Vol.7 〜夏の暑い日におすすめ!西陣の「涼」スポット特集〜

2023.08.30


今年は全国各地で猛暑が続く夏で、京都では39度を記録。筆者は暑いのが苦手で、クーラーをかけた部屋に籠りきりの生活になってしまっていました。

とはいえ、ずっと自宅にいるのも体に良くない。水分補給しながらも、適度な運動はしたい。しかしながら、照りつける太陽のなかを歩くのもしんどい……。

そこで、本日は少しでも涼しげな気持ちになれる、西陣の「涼」スポットをご紹介します。

1.山中油店の水車

下立売通りの智惠光院西入にある「山中油店」さんの水車。日本全国を旅してきましたが、住宅街のど真ん中にある水車は珍しい!

水車が奏でる水の音、水車の下にある池で泳ぐ鯉が、涼やかな気持ちにさせてくれます。

2.妙顯寺(みょうけんじ)

日蓮宗の大本山の寺院、具足山 妙顯寺。「日々西陣 Vol.3 〜春の西陣で、桜と史跡を巡る〜」の記事で春の様子を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

青紅葉は、早ければ4月下旬から夏の8月まで見られます。みているだけで、涼しげな気持ちにさせてくれますね。

少し奥に進めば、八房大龍神を祀っている「龍神池」が。気持ち良さそうに、鯉がそよそよと泳いでおり、暑さが少し和らぎそうです。

3.堀川せせらぎ第2公園

お次はこちら。西陣にある紫明通や堀川通りには「せせらぎ公園」が点在しているのですが、その中でも、堀川寺ノ内交差点にある「せせらぎ第2公園」がおすすめ。青々とした銀杏並木、その下にせせらぐ小川。なんとも涼しげな風景です。

ちなみに、秋はこんな感じで、深黄色に紅葉する姿を眺めることも。

4.水火(すいか)天満宮の湧き水

醍醐天皇の勅願によって、923年に尊意僧正(そんいそうじょう)によって建立された神社。祭神は菅原道真です。名前の通り、「水難火難除けの神」として知られています。

その中でも、水火天満宮にある「金龍水」は、鎮座以来一度も枯れたことがないという伝説が残されている井戸水です。 神社に漂う厳かな雰囲気と、湧き水が滴る音が、しばしの間、暑さを忘れさせてくれるよう。

隣には、地元の子どもたちが遊ぶ扇町公園があり、地元に根付いた神社であることが伺えますね。

5.「喫茶 翡翠」のソーダ

最後は、喫茶翡翠。さまざまなドラマのロケ地として使用されてきた人気の喫茶店。家から歩いて行けるところにあるので、よくお世話になっている喫茶店の1つです。引っ越してから、初めて京都に入ったお店もここでした。

純喫茶といえば、やはり頼みたくなるのがカラフルなソーダ。

とても暑い中、散歩をした際の休憩がてら、喉を潤すのにはうってつけのメニューです。色もカラフルで、見た目も清涼感高め。ぜひ行かれた際には注文してみてください。

・・・

お盆も明け、五山の送り火も終わり、京都ではもうすぐ秋が到来。ただ、今年はまだまだ暑さが残りそう。無理をしない範囲で、ぜひ皆さんも、今回紹介したスポットだけでなく自分だけの「涼」スポットを探して、夏の西陣を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(執筆&写真・俵谷夫妻)


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