2024.03.26
2023年は厳冬酷暑で、まれにみる異常気象でしたね。2024年の冬は昨年と比べると暖かいですが、それでもやはり朝晩はグッと冷え込みます。3月後半には雪がちらつく日も……。
まだまだ、体が温まるご飯や銭湯、お酒などを欲してしまう時期!そこで今回は、筆者おすすめの西陣周辺にある身も心も温まる「ぽかぽか」スポットを3つご紹介。
角打ちあさくらは、2005年に「日本酒バーあさくら」を開店した店主の朝倉康仁さんが、西陣にある京町家をリノベーションして2023年1月にオープンさせたお店です。
店内には、さまざまな種類のクラフトビールと日本酒を豊富に取り揃えています。
お酒のアテになるメニューもあります!
冬の寒い日にはやはり熱燗(あつかん)。筆者はあまり日本酒に詳しくないので、お店の方におすすめを聞いてセレクトしました。今回、私が頼んだのは「殿(しんがり)」という島根県産の日本酒。
飲み口はすっきりしていて、日本酒特有の苦さがないから日本酒初心者の方にもおすすめ。早速、体がぽかぽかと温まってきました。
「ウッドミルブルワリー・京都」が「小川珈琲」と共同開発した変わり種のクラフトビールも!味わい濃厚です
2022年11月にオープンしたイギリスの家庭料理を楽しめるお店です。新大宮商店街から1つ路地を入ったところにあるので、来られる際は看板に注意しながら見つけてみてください。
店内に入ると、焼きたてのパンやコテージパイの良い香りが。実は筆者、日本国内で海外料理を食べ歩くのが趣味でして、すでに40か国近く食べたのですが、イギリス料理専門店ってありそうでないんですよね。アイリッシュパブやブリティッシュパブのようなお店が多い印象です。
今回、私が注文したのはコテージパイとスパイスティー。コテージパイとは、牛ひき肉と煮込んだ野菜の上にマッシュポテトをのせてオーブンで焼いたイギリス料理のことです。
なお、コテージパイは冬季限定のメニューになります
正直、日本で見聞きするイギリス料理のイメージは良くないものが多かったので、どんな味かとドキドキしていました。しかし、山荷葉さんのコテージパイは、スパイスを効かせて素材の良さを引き立てた味付けとなっており、とても美味しかったです!スパイスティーとも相性バツグン。
スパイスティーに独特の甘みを感じたので、「お砂糖を入れているんですか?」と、お店の方に聞いてみたら、どうやらスパイス由来の甘みだそう!
通年メニューなら、こちらの「フィッシュ&チップス」がおすすめ
なお、メニューはどれもボリューミーなので、朝ごはんを食べずにお腹を空かせた状態で来店されることをおすすめします!
「酵素浴 樹乃(じゅのん)」は、西陣の住宅街の中にあるプライベートサロン。完全貸切でスタッフさんもお一人だけなので、友人宅に訪問する感覚で気軽に行けます。酵素浴とは、発酵させたひのきパウダーと米ぬかの中に体をすっぽりと入れて、全身を温める温浴美容法のこと。
中に入ると、ひのきと米ぬかの良い香りと心地よい湿度に包まれます。汚れないように専用の下着に着替えたら、さっそくひのきと米ぬかの中へ。
表面を触っただけではわからないのですが、内部に入るとまるで温泉に浸かったような温かさ!しかし、70度くらいでじんわりと全身を温めてくれるから、熱いのが苦手な方にもおすすめ。冷え切った体が芯から温まっていく様子が自分でも感じられます。
15分ほど酵素浴をしたら、シャワーで体についたひのきと米ぬかを洗い流して終了。15分なのにしっかり全身に汗をかき、体はぽかぽか。そして何より身体が軽くなったことにびっくりしました。
樹乃さんには、京都市外からも定期的に通っているお客さんも多いそう。女性専用の完全プライベートサロンですが、カップルでの予約なら男性も利用可能とのこと。体の芯からぽかぽかになるあの感じは、ぜひ皆さんにも一度体験していただきたいです。
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凍てつくような風が吹いている日、京都特有の底冷えの日は、つい体もだるくなりがち。本日紹介したスパイスやお酒、酵素浴などで、身体を芯から温めてリラックスしてみてはいかがでしょうか?
(執筆&写真・俵谷夫妻)