日々西陣 Vol.13 〜1人でゆっくり過ごせる西陣のおすすめスポット〜

2024.04.10


最近はあちらこちらで花が咲き始め、春の訪れを感じます。春は生活環境が大きく変わる方も多い時期。何だか落ち着かず、忙しさを感じることもあるかもしれません。

そこで今回の日々西陣は、バタバタしている時期にこそあえておすすめしたい!1人時間スポット特集。

とにかく1人行動が大好きな筆者(妻)が、ゆっくり過ごせる西陣のスポットをご紹介します。

気軽にアート鑑賞!堀川新文化ビルヂングの「NEUTRAL」

「堀川新文化ビルヂング」は、堀川団地の並びに2021年11月にオープンした複合施設です。1階にはカフェと大垣書店、2階にはギャラリー・イベントスペースの「NEUTRAL」があり、ここが私のお気に入りスポット。

NEUTRALでは、毎回さまざまなアーティストの展示を行っています。個性豊かな作品が多く、いつ訪れても新鮮な気持ちで楽しめます。

2階がギャラリーです

昔から美術館やギャラリー巡りが大好き。1人でじっくりアート作品に対峙する時間は、私にとって昔から大切です。しかしあまりにも広いと、館内を一周するだけで疲れてしまうことも(苦笑)。その点、このスペースは広さもちょうど良く、気負わずにアートの世界に没入できます。

横を通るときに、今開催中の展示のポスターを見るのが楽しみ

ちなみにこの日は、私の母校である東京造形大学の教授の作品展が行われていました。このような素敵な偶然に出会えるのも、ギャラリーの魅力かもしれません。

路地裏に佇む異空間「のばら珈琲」

「のばら珈琲」は、住宅街の路地奥にひっそりと佇む、まさに「隠れ家」という言葉がぴったりな喫茶店。民家の間の細い路地を奥まで歩いていくと、その突き当たりにあります。

秘密の世界への隠し扉みたいでドキドキします

あまりにも細い路地なので、ここをこのまま進んでいいものか少し不安になりますが、大丈夫!目の前にすぐに素敵な雰囲気の建物が見えてきます。

細い路地の突き当たりに突如現れます

アンティーク家具に囲まれた店内は、間接照明をベースにしたムーディーな雰囲気。晴れた昼間も良いですが、個人的には夕方の薄暗い時間帯をおすすめしたいです。

店内はうっすら音楽が流れる程度でとても静か。好きな本を持ってきて、コーヒーやケーキを楽しみながらゆっくりと1人で読書をするのがおすすめです。「周りの方への配慮のため、歓談は控えてください」といった旨の注意書きがあります。

間接照明の暖かい明かりだけで落ち着きます

この日は玄米のシフォンケーキとミルク珈琲をオーダー。小麦粉不使用の玄米のシフォンケーキは、フォークを入れるとしっとりと吸いつくような感触で、優しい甘さもあってとても美味しかったです。ふわふわのミルクフォームが乗ったミルク珈琲も絶品でした。

しっとりふんわりのシフォンケーキ、いくらでも食べられそう!

仕事柄、毎日パソコンやスマートフォンと向き合っている時間がほとんどなので、たまにはこのような環境に意識的に身をおいて、デジタルデトックスするのも大切だと痛感しましたね。

雑誌に泊まれる?!「マガザンキョウト」

マガザンキョウトは、「泊まれる雑誌」をコンセプトにした施設です。京都に移住する前から「京都ツウ」の方におすすめされる機会が多く、東京にいた頃から気になっていました。

この外観を見たら絶対中に入ってみたくなるはず!

堀川通から、椹木町(さわらぎちょう)通を西に入って数分歩いたところにあります。時期によって異なるアーティストの企画展や、おしゃれなファッショングッズ・雑貨など、多種多様な商品が販売されていて、いつ訪れてもわくわくします。

ハイセンスな品揃えはさすがの一言

建物の2階は、一日一組限定で宿泊することが可能。これぞ、まさに「泊まれる雑誌」のコンセプトどおり!アート作品やグッズや本など楽しいアイテムが詰まった空間で宿泊できるのは、マガザンキョウトさんならでは。

最近は、海外のデザイナーやクリエイターの方もよく泊まりに来られるそうです。

2階につながる階段の本棚にもわくわくする

いかがでしたか?

今回紹介した場所はどこも、1人でゆっくり楽しめるスポットばかり。ちょっとリラックスしたい、気分を切り替えたいというときに、ぜひ訪れてみてくださいね。

今回の日々西陣はここまで。

(執筆・俵谷夫妻)


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